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韓国食材&調味料 KOREAN Foods & Seasonings

干しえび
ポリセウ

 韓国料理でよく使われる食材に、「ポリセウ」()と呼ばれる小さな干しえびがある。「ポリセウ」は、学名上は車海老にあたるものだが、実際にはクルマエビ科の小えびを干した、いわゆる「干しえび」をさすことが多い。
 日本で「干しえび」というと、桜海老のようなものを思い浮かべる人が多いかもしれないが、韓国の「ポリセウ」はもう少し大きくて厚みがあり、どちらかというと中国料理で使う干しえびのイメージ。干した状態で長さ2〜3cmくらいが一般的だが、頭をとったものや殻をむいたものもあり、えびの品種も乾燥状態もさまざまだ。
市場で売られている干しえび

干しえびの種類
 
 干しえびをさす韓国語には、「ポリセウ」以外に次のようなものがあり、微妙なニュアンスのちがいはあっても、混同されがちだ。ちなみに「セウ」とは「えび」の総称。
コンセウ):コンは「乾」。干しえびのもっとも一般的な呼び名。マルンセウ()ともいう。
ホンセウ):ホンは「紅」。「赤えび」という意味の俗称。日本で俗に「甘えび」と呼ばれる「ホッコクアカエビ」や「シマエビ」などの類似種で、乾物にするほか、生で刺身にしたり揚げものにする。
コッセウ):コッは「花」の意味だが、「ホンセウ」のこと。学名的にはクルマエビ科のサルエビをさす。
トゥジョセウ):トゥジョは「頭切」。干しえびのうち、頭をとって殻ごと干したもの。

干しえびの使い方
 
 韓国料理で、干しえびを主材料として使うものに「ポリセウポック」(:干しえびの甘辛炒め)がある。これは、干しえびを油で炒め、しょうゆや砂糖、水飴などを加えて照りよく炒め煮にしたもので、「ポリセウチョリ」(:干しえびの煮もの)ともいう。干しえびだけで作る場合と、青とうがらしやじゃこ、にらなどを加えて炒めるものがある。「ミッパンチャン」()と呼ばれる、ごく普通のお惣菜のひとつ。
 また、干しえびはダシがよく出ることから、スープや鍋ものの副材料にもしばしば使われる。調理の際には、こすり合わせて鬚をとり除いたり、空炒りして臭みをとるなどの下処理をすることが多い。
干しえびの甘辛炒め 干しえびのテンジャンクッ
↑干しえびの甘辛炒め
↑干しえびのテンジャンクッ


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