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韓国食材&調味料 KOREAN Foods & Seasonings

いしもち
チョギ

 いしもち(グチ)は、日本人にとって鯛がそうであるように、韓国ではすけそうだらと並んでもっとも人気のある魚といわれる。いしもちは韓国語で「チョギ」()いい、漢字で「助気」と書くが、これは、いしもちには人の運気を高める効力があるという認識に由来する。
 いしもちは回遊魚で、季節を追って朝鮮半島の西海〜南海を移動する。暖かい南海で越冬したいしもちは、2月ごろから北上を始めて3月には全羅南道・黒山島(フサンド)沿海を通り、4〜5月ごろ全羅南道の霊光(ヨングァン)近海で産卵した後、さらに北上して黄海道・延坪島(ヨンピョンド)へ至り、平安北道・大和島(テファド)近海まで達すると南下に転ずる。かつては霊光(ヨングァン)の七山島(チサンド)沖がいしもちの漁場として有名だったが、その後回遊ルートが変化し、現在ではほとんど獲れなくなってしまった。

いしもちの種類
 
 ニベ科の魚は種類が多く、「いしもち」や「ぐち」はその総称となっているが、韓国語の「チョギ」も同様で、厳密にいうといくつかの種類に分かれる。
・きぐち(きんぐち)…韓国語では「チャチョギ」()または「ファンチョギ」()。体が黄色を帯びており、いしもちの中でもっとも美味とされる。
・しろぐち…韓国語では「ポグチ」()。
・ふうせい…韓国語では「プセ」()。日本名の「ふうせい」は韓国語に由来する。

いしもちを使った韓国料理
チョギチム
↑チョギチ
チョギクイ
↑チョギクイ
チョギクッ
↑チョギクッ
  • (チョギチ
    1. いしもちの蒸しもの。いしもちを蒸し器で蒸し、薬味じょうゆなどをかけて食べる。色とりどりの細切り野菜をのせることもある。
    2. いしもちの蒸し煮。いしもちをコチュジャンや薬味をきかせて甘辛く煮たもの。

  • (チョギチゲ):いしもちの鍋。
    コチュジャンをきかせて辛く仕上げることが多い。

  • (チョギクイ):いしもちの塩焼き。
    フライパンに油をひいて焼いたり、網焼きにし、そのまま、あるいは薬味じょうゆなどをかけて食べる。

  • (チョギクッ):いしもちのスープ。
    葱や春菊などを加え、生の唐辛子をぴりりときかせ、しょうゆや塩で澄んだスープに仕立てることが多い。
 また、「クビ」()といって、塩漬けしたいしもちを何匹も連ねて縄で縛り、干したものがよく食べられる。クビは焼いて食べるほか、水にしばらく浸けておいて蒸したり、チゲにしたりする。また、祭祀の供物としてもクビは欠かせない。「霊光(ヨングァン)クビ」が有名。 クルビ


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