うなぎは韓国語で「チャンオ」( )、漢字では「長魚」と書く。淡水魚だが、海へ下りて産卵と孵化した後、川や湖などの淡水に遡ってくる。
韓国では、うなぎは高価で特別な食べ物という印象があるが、近年養殖ものや輸入ものが増え、以前に比べかなり一般化した。単品料理としてはもちろん、韓定食の中のおかずのひとつに組み入れられることもある。 |
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■うなぎの栄養的価値 |
日本では、夏バテ予防といえばうなぎを連想するように、非常に栄養豊富な食べものである。
栄養素別には、ビタミンA、E、B1、Dのほか、鉄分、カルシウム、カリウム、亜鉛などが極めてたくさん含まれる。また、コレステロールや中性脂肪を抑える、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、オレイン酸などの飽和脂肪酸も多く含まれている。
なお、うなぎにはイクシオトキシンという毒が血液に含まれるため、生食には向かない。ただし、加熱調理によって毒性が消えるので、加熱調理すれば問題ない。
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■うなぎを使った韓国料理
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● (チャンオクイ):韓国式うなぎの蒲焼き。
うなぎの皮と骨を取り除き、コチュジャンやにんにく入りのピリ辛いタレにつけてから、オーブンや炭火で焼く。
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(チャンオトッパプ):ご飯の上にうなぎの蒲焼きをのせたもの。
日本の「うな丼」同様だが、上述のとおりタレがピリ辛味。
● (チャンオフェ):あなごの刺身、または、はもの刺身。
チョコチュジャン(とうがらし酢味噌)につけて食べる。
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